建築業者と施主の違い。良い家を安くつくるのは可能?

安くていい家というのが施主さんにとっては

 

一番いいのですが、本当に安くていい家をつくることは

 

可能でしょうか?

 

私の答えは、可能でもあり、可能でもないということです。

 

 

たとえば車で考えた場合、ベンツが軽トラックの値段ということは

 

あり得ません。

 

やはりベンツはベンツの値段があり相場があります。

 

ベンツが軽トラックの値段ならいい車が安いということになりますが、

 

あんまり安くても本当に大丈夫?

 

なぜ安いの?

 

などと疑います。

 

 

またベンツが良い車だと誰が決めたのでしょうか?

 

ベンツが好きな会社の社長にとっては良い車で欲しい車になりますが、

 

農業や漁業をしている人にとっての良い車は本当にベンツでしょうか?

 

そして普通の収入の人が乗る車が本当にベンツでいいのでしょうか?

 

 

家もいろいろなグレードがあり性能品質があります。

 

いい家というのも人それぞれで、自然素材の家が良いという人もいますし

 

希望の土地の上に建っている家が良い家という人もいますし、

 

値段が安い家が良い家じゃないの、

 

と言う人もいます。

 

 

価格も1000万円でも高いという人もいるし、3000万円でも安いと

 

言う人もいるんです。

 

それは施主さんが育った環境、経済状況、考え方、家づくりの想い

 

これが大きく関係してくるのです。

 

 

家を1円でも安く建てることは可能です。

 

金額だけを比べて10万円安い、100万円安い家

 

というのも可能です。

 

 

でも、その金額が安い家が施主さんにとっての「いい家が安い」

 

というのとは少し違います。

 

私にとっても「いい家を安く建てる」というのは永遠のテーマ-ですが、

 

そこにはきちんとした答えは無いかも知れませんね。

 

 

ただ、一つ言えることは、施主さんの無理のない予算の中で、

 

最大限、良い材料を使い、良い品質の家に仕上げて行けば

 

それがベストだと思います。

 

 

いい家も曖昧であり、安い価格も曖昧であり、それは施主さん自身が

 

答えを出せばいいんですね。

 

 

そして、その判断材料を示すのは私たち建築のプロの役目では

 

ないでしょうか。

 

 

いい家を少しでも安くというのは施主さんの気持ちですし、

 

少しでも家を高く売りたいというのが建築会社の本音の部分です。

 

 

これはどうしても埋められない溝なんですね。

 

 

 

この決して交わることがない、施主と建築業者の溝を埋める

 

唯一のことは「信頼」です。

 

お互いがお互いを信頼しない限りこの大きな溝は埋まりません。

 

 

家づくりは施主さんと業者の共同作業という認識を施主さん、業者共に

 

持てばいい家づくりができると思いますよ。

 


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今までの建築会社がやれなかった高品質、高性能の住宅を普通の価格で提供する。試行錯誤の連続ですが、それも楽しむ。
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価値観が同じお施主さんや工務店さん、そして設計士さんとの家づくりを楽しんでいます。