断熱性能を高めて塗壁や無垢の木を使うと夏涼しく冬暖かい家になる
「夏涼しく冬暖かい家」これが私が理想とする家づくりです。
ここ3~4年はこの「夏涼しく冬暖かい家」にこだわり続けています。
夏涼しく冬暖かい家を作るには、断熱性能を高めなければなりません。
断熱性能が高い断熱材や樹脂のペアガラスを使っても、家の中の至るところの小さい隙間から外気が自由に出入りできる
ような家では涼しくまたは暖かくなりません。
断熱性能を高めるには、住宅の気密化が必要になります。
気密化ってなんか息苦しいような感じがしますね。
でも、完全に隙間がなくなるってことはないんですよ。
しかし気密化と言う言葉が、少し違うかも・・・
とりあえず一般的には気密と言う言葉が使われています。
要するに断熱材を隙間がないように詰めるということです。
隙間が開いていては、いくら暖房や冷房をしてもその隙間から逃げていってしまいますね。
そして、外の熱気や冷気も自由に出入りしますね。
そのためには隙間がないように気密化が重要なのです。
その密閉された空間にビニールクロスを使えば一体どうなるのでしょう。
室内で発生した暖かい湿気は、冷えた窓ガラスやアルミの枠に付き結露となるのです。
この結露が元でカビが出てそれを餌にダニが発生するのです。
そして化学建材を多用しているため、製造過程で使われる有害物質まで、密閉された空間に閉じ込めてしまったのです。
このカビやダニの死骸・有害物質が溶け込み漂う空気を吸いこれが原因でシックハウスといわれる病気まで出てきました。
夏涼しく冬暖かい健康的な暮らしをする為には、この室内の空気環境を改善しなければいけません。
その解決策として24時間換気システムの義務化が法律で決まったのです。
健康で快適な暮らしを求めた結果、機械換気を取り付けなければならないようになったのです。
何か矛盾していると思いませんか?
断熱性能を高めて、快適な暮らしを求めれば求めるほど、室内の空気が汚れ空気の質が悪くなるのです。
その唯一の解決策が24時間換気システムと言う訳です。
健康に快適に暮らすためには、換気システムなしでは、成り立たないのです。これはおかしな事です。
なぜなら、換気システムなしでは、快適には暮せないからです。
しかしある素材を使うことによって、機械換気だけに頼らなくてもいいのです。
法律で決まっているので24時間換気は取り付けなければならないのですが、あくまで機械換気は補助的なモノです。
ではある素材とは一体何なのでしょうか?
それはあなたも良く知っている、木と塗り壁、和紙です。
木と塗り壁、和紙には湿気を調節する調湿機能があるのです。
この調湿機能が優れている選び抜いた自然素材をビニールクロスの変わりに使うことで本当の健康住宅になるのです。
本当の健康住宅を作るのは至って簡単です。
断熱性能を高めて、壁に塗り壁、天井に和紙そして床に無垢の木を使う。
これだけでいいと思いますよ。。
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