普通の家と本物の家。あなたが建てたいのはどっち!

本物の家があるということはニセモノの家もあるということでしょうか?
新しい家づくりの常識 ―建築のプロが教えるムダゼロ建築―
個人的にはニセモノの家があると思っていますが、ここでは普通の家といいましょうね。
普通の家とは巷で普通の工務店や建築会社が普通に作っている家です。
そう。
ビニールクロスや合板フローリングを使った家ですね。
本物の家というのは無垢の木や塗り壁や布クロスを使った家のことを言います。
ビニールクロスはビニールですが原料は石油から出来ています。
そして、合板フローリングは、木でできていると言えば木と言えないことも無いですが、合板、ベニヤの上にスライスした薄い板を張った床板です。
本物の木を横から見ますと、年輪が見えますが合板フローリングはサンドイッチになっていて接着剤で固めてあります。

分かりますか?本物の床板との違いが。
左が合板フロアー右が本物の1枚板の床板です。
(パソコン上)
普通の工務店に材料はどうしますか?
と聞かれて普通で良いですと答えれば、合板フローリングとビニールクロスの家に仕上がります。
これが普通の家です。
ではなぜ普通の材料の家を工務店は普通に使い建てるのでしょうか?
それは価格が高いからです。
価格が高いとお客さんにあなたのところ高いねと言われ、受注の可能性が下がるからです。
でも本当は多くの工務店も本物の床板や塗り壁が良いと思っています。
なぜなら、自分の家を建てる時はできるだけ本物の無垢の床板や塗り壁を使います。
そして大切な家族が暮らすのでそれはなおさら本物の家をつくります。
しかしそれが商売となると本物の家を提案しにくい状況があるのです。
あなたは、本物の家と普通の家の違いは分かりますか?
一番の違いは呼吸するのが本物の家で普通の家は呼吸しません。
調湿性能があるかないかです。
調湿性能がある部屋は湿度がそれほど高くなりませんし、部屋の空気がさらっとしていて冷暖房の効きも良くなります。
普通の家は湿度が高いので寒く感じます。
また、本物の床板は空気を多く含んでいて寒い冬でもそんなに冷たくありません。
温かいのです。
一方合板フローリングはひんやりと冷たいのです。
無垢の床や塗り壁、布クロスは他にも長持ちする。
風合い味がある。
メンテナンスがしやすい。
逆にメンテナンスをしなくてもいい。
などの特徴があります。
もちろん予算の関係もありますが、予算が少なければ床だけや寝室だけ、子供部屋だけというように使えばいいと思います。
本物の家が良いと思ったでしょうか?


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