原発、省エネ、断熱そんな話
原発事故の後、省エネとか節電などの言葉を聞く機会が増えたと思いますが、
省エネ住宅というのも数年前から多くの建築会社が取り組んでいます。
省エネ住宅とは簡単に言うと、
夏は涼しく冬は暖かく生活環境水準はある程度保ちながら
家庭用のエネルギーを出来るだけ削減しようという住宅です。
その中でも、冷暖房のエネルギーは全体の消費エネルギーの4分の一を
占めると言われています。
なので、これを削減するには、省エネ家電を使うことと同時に、住宅そのものの
断熱性能や気密性能を上げることが必要不可欠です。
いわゆる住宅の基本性能を上げるということです。
高断熱樹脂サッシや発泡断熱材は断熱性能、気密性能向上には、とても役立つ材料です。
断熱性能が高い省エネルギー住宅にすると夏は外部からの熱の浸入を防ぎ、少ないエネルギーで
冷房の効きが格段に良くなります。
真夏の2階はエアコンなしでは過ごせないほど暑くなっている住宅がありますが、
あれは、外からの熱がドンドン入ってきている訳です。
一方、冬はどうなのか?
省エネルギー住宅は窓や壁、天井などシッカリ断熱されているので、冬の冷気も
少ししか入ってこなくなり、また室内の暖房した暖かい熱も外に逃げにくくします。
その結果、暖房している部屋と暖房していない洗面所やトイレなどとの温度差が少なくなり
急激な温度差によるヒートショックも防ぐことができます。
省エネ住宅が健康住宅と言われるのはそのためです。
ヒートショックで年間たくさんの人が亡くなっています。
今のところ小規模な住宅の高断熱化や気密化は義務ではありませんが、
今年の4月からは大きな建築物や中規模な建物以上には2013年の省エネルギー基準が
適用され、高い断熱性能や省エネルギー性能が無ければ建てられないようになりました。
住宅にも2020年には高断熱の省エネルギー住宅が完全義務化される予定です。
費用面ではやはりコストがかかりますが、省エネ住宅にはメリットがたくさんあります。
そのメリットとは?
1・冷暖房費が安く済むので経済的に助かる
2・窓や壁などの表面結露がなくなりカビやダニも防ぎ衛生的、健康的
3・家の中での温度差が小さくなるのでヒートショックの危険性が少なくなる
4・夏涼しく冬暖かい住まい、部屋になり活動的になる
5・季節に合った自然なエコな暮らしができる
私の場合、冬寒いと朝起きるのがつらいし、暖房していない部屋に行くのも億劫になります(笑)
私の家は27年前に建てた家で、その当時は普通の家ですが、今年の冬の電気代が25000円にもなって
ビックリしています。
それはさておき、これからの家は高断熱の省エネルギー住宅が義務化になり断熱性能が
ある程度、高くないと建てられないようになります。
今日は断熱、省エネルギー、そんな話でした。
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