最近、長期優良住宅という話があまり聞こえて来なくなったんですが、どうでしょうか?
最近、長期優良住宅という話があまり聞こえて来なくなったんですが、どうでしょうか?
以前は長期優良住宅の仕様をクリアーして
長期優良住宅の認定住宅を建てると
国の補助金が最高で120万円もらえたと思いますが
その補助金は今はないですよね。
そのせいかどうかは分かりませんが、最近、長期優良住宅の話が
めっきり少なくなったように思いますが、どうなんでしょうかね。
確かにわざわざ長期優良住宅仕様にしなくても
もうすでに標準的に長期優良住宅の仕様になっている
商品や家が多くなったというのもありますが、
やはり補助金が無くなってあまり興味が無くなったというのも
一つの原因でしょうか?
長期優良住宅の仕様自体は良いものですしそれをクリアーした
家をつくることは施主さんにとってはいいことだと思います。
ただ、長期優良住宅を認定住宅にするかどうかは、イマイチ
私も積極的になれません。
そのわけは、第一に小さい工務店や設計事務所にとっては
手続きが複雑で煩わしい。
というのがあります。
建築確認申請みたいに簡単に出来ればもっと長期優良住宅の認定住宅も増えると思いますが・・
そして第2に長期優良住宅を認定住宅にするには、申請書類作成に費用がかかるということです。
その費用は建築会社や設計事務所により色々でしょうが、大体20万円~30万円くらいだったと
思います。
もともと長期優良住宅仕様で作っていた会社は仕様やグレードを上げたことによる
コストアップはほとんどありません。
しかし、普通の仕様の家をつくっていた建築会社ならグレードにもよりますが
100万円~200万円のコストアップは避けられません。
そのようにしてつくって認定した長期優良住宅ですがメリットは?
もちろんメリットもあります。
品質の良い家ができて、それを長期にわたって維持管理をしていくものですから
安物買いの銭失いというのを防げます。
住み心地もそれなりに良くなるでしょう。
ただ、国に長期優良住宅として認定してもらった場合、施主さんの義務も
生じます。
維持管理の義務があります。
10年ごとに点検をして悪いところがあれば直す。
その維持管理の報告を求められたら提出する。
など、面倒くさがり屋の私はできないような感じもします。
長期優良住宅を認定住宅にすれば、住宅ローン減税や固定資産税の
優遇税制などもありますが、それも費用面で考えると、トントンかマイナスか
微妙なところです。
長期優良住宅仕様の住宅を建てるのはいいことです。
これからのスタンダードになってきます。
しかしそれを認定住宅にするのか?しないのかは少し考える必要がありそうです。
そんなわけで個人的には長期優良住宅の認定住宅はあまりススメていません。
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