家づくりでは建築費が一番大事?
家づくりでは建築費が一番大事?
もちろん基本品質は下限を切らない事が重要です。
安さを求め過ぎて材料や住宅性能を下げる。
これは本末転倒です。
世の中にはいろいろな住宅や工法があり
それを工務店やハウスメーカーがいろんな方法で
PRしてお客を取り込もうとしています。
建て主が安い家に興味があるのも分かりますが、
その安さが何から来ているのかを、分からなければ
なりません。
家の安さをPRしている家の実態はどのようなもんでしょうか?
何のことありません。
単に安い材料を使っているにすぎません。
単に規格住宅だったりします。
家の重要な性能とは?
大きくは
1・耐震、耐風性能(安全)
2・省エネ性能(断熱)
3・長期耐久(60年~100年)
この3つです。
この基本性能を考えずにコストを下げることを
重視すれば、どうなるか分かりますよね。
パソコンに例えれば、見た目上は高価に見えるパソコンですが
CPU(パソコンの頭脳)が一昔前の性能しかないとすれば
使えない、ただの箱になります。
ちょっとわかりにくい?
要するに、中身のCPUのスペックが良くないと
いくら安くても使えないということです。
家の話に戻すと
いくら見た目上、ビニールクロスできれいに仕上がっていても
1・耐震、耐風性能
2・省エネ性能(断熱)
3・長期耐久(60年~100年)
が悪けりゃ何にもならないということです。
ムダなコストは削減しなければなりませんが
必要なコストはかけなければなりません。
しかし、中身のない一部の家や工務店・設計士は
安さだけを求め中身がありません。
予算が足らなければ、予算内で納まるような
大きさの家にするだけです。
コンパクトでも大事な性能が高い家を
建てた方が広くても性能が低い家より
断然いいとおもうのですが・・・
必要なコストとムダなコストを分けて考えることが
重要ですが、そのムダと必要なコストの判断は
素人では難しいかもしれません。
そのことを、工務店やハウスメーカーが
丁寧に分かりやすく説明してくれればいいのですが
安さばかりをPRするところが少なくありません。
安くて良い住宅を誰もが建てたいのは分かりますが、
必要以上にコストを削るのは、いかがなもんでしょうか。
契約後の施主さんから安さを必要以上に求められ、結局、
建築サポート、工務店、建材店の適正な利益を仕方なく大きく削った時も
ありました。
これは私の心の弱さです。
しっかりできない事はできない。
そういう事が必要なんでしょう。
施主さんには責任ありません。
あくまで頼まれたら無下に断れない私の性格のためです。
ただ、
ある程度ちゃんとした性能をもった家を建てるには
ある程度のお金もかかるものです。
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