ダウンライトの火災

■火災の発生状況

 

 

  押し入れや納戸、室内や洗面所などに設置されたダウンライト。

 

  そのすぐ下まで

 

  布団や衣類、ダンボール等の収納物を積み重ねて置いた状態で

 

  ダウンライトを消し忘れたり、

 

  スイッチが入ったことに気づかなかったために

 

  ダウンライトの熱で着火して火災が発生しています。

 

 

  ダウンライトの火災は、

 

  平成23~27年までに47件発生。

 

  そのうち、直下に置かれた布団や衣類などが

 

  ライトの熱により火災となった事案は26件です。

 

 

  昨年は、1~9月迄の9か月だけで

 

  同様の火災が10件発生しています。

 

 

 

  ■火災を防ぐために

 

 

  ・室内や物置、納戸、洗濯機置場等の収納スペース内の

 

   ダウンライトの設置箇所をよく確認する

 

 

  ・ダウンライトを使用する際は、

 

   メーカーの説明書やホームページに記載されている

 

   安全上の注意事項をよく確認し、

 

   ダウンライトから収納物まで適正な距離を取る

 

 

  ・室内や収納スペースを出入りする際は、

 

   照明器具の点灯状況をよく確認する

 

 

  ・ダウンライトのスイッチの押し間違えや、

 

   体や物にスイッチが接触することによる誤点灯に注意する

 

 

 

  ■注意点

 

 

  ダウンライトの種類によって、

 

  電気工事士の有資格者しか交換できない場合があります。

 

  交換時期の目安は8~10年程度ですが、

 

  半年に1回程度の清掃(無資格者でも可)と、

 

  有資格者による3~5年程度に1回の点検が必要です。

 

 

  LEDは火災が起きにくいという人もいますが

 

  そうとは言い切れません。

 

  というのも、LED照明による火災は

 

  平成25~27年の2年間で24件発生しているからです。

 

  (東京消防庁の調べ)

 

 

  掃除しやすく、見た目が素敵なダウンライト。

 

  正しく設置し、安全に使いたいですね。


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