中身が分からないと家の価格が高くても安くても何の意味もない!
家づくりで価格の事で悩んでいる人は結構多いですが、家は安ければ安いほどいいというものでもないのでそこが悩むところですね。
たとえば30坪くらいの家で同じ間取りの家でも、「1000万円以下で作りますよ」という工務店もあるしいや~「2000万円位ないとちゃんとした良い家は作れませんよ」という建築会社もあります。
あれ~どっちが本当のことなの?
同じ大きさ、同じ間取りの家でもなんで2倍の差があるの?
と思うのではないでしょうか?
こうなると家の価格ってどうなってんの?
という疑問もあるかと思います。
そこで今日は価格の中身を少し分かりやすく分解してみます。
家づくりの勉強をしている人はご存知でしょうが、家の価格というのは材料費とその材料を組み立てる職人の人件費そしてその現場を指揮監督する工務店や建築会社の経費と利益の合計が家の価格です。
最近の状況では材料費と人件費で請負価格の50%~75%。
工務店や建築会社の経費と利益で請負価格の25%~50%。
設計事務所は工事の請負価格の10%~15%が設計監理料となります。
設計事務所の場合は工事の請負価格が多少安くなる傾向があります。
(複数の工務店、建築会社による競争見積もりのため)
おおまかこのような割合ですね。
一昔前なら材料費と職人の人件費だけで家が建っていたので割と安く家が建っていたのです。
しかし、最近は工務店や建築会社が設計と施工を1式で請け負うスタイルになっているので、その請負会社の経費、利益が必ず必要になり家の価格が高くなっています。
良い家を可能な限り安く建てようと思うなら。
1・いい材料を安く買う。
2・職人の人件費を出来るだけ適切に払う。
3・経費や利益が安い建築会社、工務店に家づくりを依頼する。
この3つのことを実行すればいいだけです。
また、とにかく品質とか気にしないのでただ単に安く家を建てたいと思うなら。
1・安い材料を買う。
2・暇な職人や仕事がない職人に安い賃金でやってもらう。
3・施主が工務店や建築会社の代わりになり工事を進める。
この方法で家を建てれば良い悪いは別にして究極に安くなります。
価格について言えるのは、単に高い安いの問題ではないということです。
家は安ければ安いほど施主さんにとっては良いことですが、その中身をきちんと分かることが大事です。
どのような材料を使っているのか?
どのような住宅の性能や住み心地なのか?
保証は?アフターは?
そこが分からないまま家の価格が高い安いと言ったところで何の意味もありません。
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