家の完成は、あなたにとってゴールではありません

突然ですが問題です。

 

『入学』『就職』『結婚』『新築』に共通することは何でしょう?

答えは、『未経験者』が『ゴール』だと勘違いしやすい『スタートライン』です。

 

一度でも経験したことがある人なら、そこは次のステップに進むためのスタートラインに過ぎないと知っています。

でも、そこに到達するまでは、たくさんの努力を積み重ねないといけません。

だから、初めて経験する人は、そこをゴールだと思って頑張るんです。

 

その結果、ゴールに到達したことで気が抜けたり、燃え尽きたりします。

家づくりのために勉強を始めて、資金を貯めて、土地を選んで業者を選んで・・・。

 

契約をしてからは、細かい打ち合わせが続くので、ストレスを感じることもあるでしょう。

 

 

あなたが新居の引き渡しを受けるまでには、本当にたくさんのステップがあります。

だから、引き渡しを受けた時には「やれやれ、やっとゴールにたどり着いた」

という気持ちになってしまいがちです。

 

しかし、そこをゴールだと勘違いしていると、予期しない不幸な出来事や、トラブルが起きることがあります。

 

支払いに追われて生活を楽しむ余裕がなくなったり、きれいな家を保つために子どもを叱り続けるようになったり。

お互いの両親との関係が変わることもあります。

新築が離婚の原因になる人は少なくありません。

 

新居が完成したということは、幸せな生活をするための準備が整ったということにすぎません。

スタートラインに立てたからこその新しい課題が、これから次々に出てきます。

 

家の完成は、あなたにとってゴールではありません。

より幸せに暮らすためのスタートラインに立っただけ。

だから、「同僚や友達が次々と家を建てているから」

「消費税が上がるから」

とかいう外的な要因で家を建てるのは良くないんです。

 

最後に質問です。

あなたには、「家族とこういう生活をしたいから家を建てるんだ」

という明確な動機はありますか?

 

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価値観が同じお施主さんや工務店さん、そして設計士さんとの家づくりを楽しんでいます。