大手ハウスメーカーや地域の工務店も万が一というのがある

依頼先選びはなかなか難しいものです。

大手ハウスメーカーや地域の工務店も星の数ほどあります。

今、建築サポートは工務店や設計事務所ではありません。

 

建築サポートは現在、家づくりのアドバイザーということで活動しています。

家づくりのアドバイザーとの家づくりのメリットは以下の通りです。

 

1.建物価格がハウメーカーや工務店より安い

2・建築地でコストパフォーマンスNO1

3・希望の家が予算内で実現する

4・希望の材料や設備機器が使える

5・全ての情報公開

 

大体このようなメリットがあります。

特に欲しい家が欲しい予算内で実現というのはハウメーカーや工務店と比べて一番の特徴です。

 

 

ハウメーカーや工務店との家づくりの不安の一つにちゃんと完成し引き渡してくれるかと言うのがあると思います。

 

東海を中心に関東及び関西で注文住宅を請け負っていた、大手住宅会社が倒産しましたね。

ご存知の方もおられると思いますが、静岡県に本社を置く富士ハウスという会社です。

 

もう10年くらい前のはなしですかね。

倒産時点での着工中が478件、未着工が804件という、私たち地域の工務店からしたら信じられないような規模の会社です。


大きい会社は潰れない「安心」という常識が崩れつつあると言う事でしょう。

注文主の中には、全額前金で払った人もいるそうです。


それも、倒産する数日前というから、経営陣の企業倫理も誠意もないという感じです。

何とか、被害者が救済される道が、あればいいのですが、これもなかなか難しい様子です。

その後どのようになったんでしょうか?

 

 

さて、このような悲惨な目に合わないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?

 

一つの方法として、完成保証制度があります。

この制度は住宅会社が倒産して工事を続けられなくなった場合でも、工事を引き継ぐ会社を探し、完成引渡しをするという制度です。

 

一種の保険みたいなものですが、この完成保証制度も種類によっては、多額の追加費用が発生する場合がありますので注意が必要です。

 

私の会社でも富士ハウスの倒産をきっかけに、これからいろいろな対策を採用していく方法ですが、一番望ましいとする完成保証制度は、工事代金の全てを住宅会社に直接払わないと言う事だと思います。

契約した住宅会社には、施工費、会社の経費・報酬・利益だけを払う。

設計と施工、材料の分業です。

 

設計費、材料代、諸費用などの他の費用まで住宅会社に払うから、住宅会社が勝手にあなたの工事以外の費用に使ったりするのです。

 

施工と材料と設計費などの分業、このようなお金の流れなら、お金の使い道が明確になります。

住宅会社に建築費の全てを払うから倒産などした場合、そのお金がどこかに行ってしまうのです。

そして工事が続行できないということにもなります。


支払った工事代金がちゃんと、実際に施工する専門業者に行くようなシステムなら、万が一住宅会社が倒産しても間違いなく完成し引き渡されます。

富士ハウスの場合も建て主が支払った工事代金が、工事をしている専門業者に直接行くようなお金の流れなら、工事がストップする事は、少ないと思います。


何にしても完全にリスクを取り除く事は出来ませんが、可能な限りの「安心対策」は必要でしょうね。

まだまだ、ちゃんとした完成保証を取り入れている住宅会社は少ないのですがこれからは、必須になってくる事でしょう。

それにしても「大手なら安心」ということが言えなくなって来た時代になったようですね。

 

地道に確実な家づくりをしている地域の工務店が安心かもわかりません。

 

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