今日は、オール無垢の木や塗り壁を使った、住み心地のいい家が出来るまでの過程
いかがお過ごしでしょうか。 建築サポートの高井です。
無料マイホーム実現計画。
今日は、オール無垢の木や塗り壁を使った、住み心地のいい家が出来るまでの過程で重要なポイントをお話します。
これが良い家や理想のマイホームの実現の方法かもしれません。
建築業歴45年の経験と感想の個人的記事です。
誤字脱字、記憶違い、意味が分からない部分もあるかと思います。ご容赦くださいね。
他の会社の事は詳しくはわかりませんので私の会社の場合をお伝えしますね。
家をつくる時の参考にしてください。
まず、最初に頑丈な構造体をつくらなければいけません。
いくら仕上げに無垢の木や塗り壁を使っても、柱や土台、梁などの重要な部分が、しっかりしていなくては、どうしようもありません。
使用する木材は全て、無垢の木です。
そして、重要なのが、柱や土台、梁が乾燥しているということです。
乾燥していない木を使うと、反りや隙間が出来ます。
そして何より、強度が落ちます。地震や台風の自然の驚異に耐えられるだけの頑丈さが必要になります。
だから乾燥している無垢の木を使うことが重要なのです。
お勧めは中国木材のドライビームという木材です。
含水率(水分が含まれている割合)が15%程度で、安定しています。
欠点は時々節が抜けている木があります。
強度に関係する場所に使われるようなら交換の必要があります。
次は、断熱材です。断熱材の種類がたくさんあり、あなたも迷うところでしょう。しかし、断熱材の種類はあまり関係ありません。
肝心なのは、隙間なく施工できるかなので、どの断熱材だったら隙間が出来ずに施工できるかです。
施工後、入念に隙間がないかチェックします。
私の会社では迷うことなく、アイシネンという断熱工法でやっています。
これを、使えば、壁内の結露を防ぐ事が出来ますので、柱や土台が結露で腐るというような事は、ありません。
断熱材のメーカーでは始めての、生涯保証をしています。
これは安心ですね。
今の所これよりいい断熱工法はありません。
価格、性能、長持ち、保証、調湿どれをとっても、問題ないですよ。あ、価格はグラスウールよりは高いです。
また、大工ではなく専門の人が施工するのも良いですね。
結露を防ぎ冬暖かく夏涼しくするには、壁の中の空気をあまり動かさない事です。空気もいい断熱材ですからね。
やっと仕上げの無垢の木や塗り壁の登場です。
床・壁・天井に無垢木や塗り壁を使います。
予算が足らない場合は天井に土佐和紙も使います。
なぜ、無垢の木や塗り壁を使うかというと、家族が健康で幸せに暮せる資産価値の高い家になるからです。
木と塗り壁を使った家は長持ちします。
大体家の平均の寿命が25年~30年だといわれています。
これじゃ住宅ローンが終わったときに、資産価値が0だということですね。
市場の評価はまだ短いみたいですよ。
15年程度で家の価値がなくなるそうです。
原因は使っている材料が悪いという事です。
本物の材料を使い、その時代の流行に惑わされる事なく40~50年後も重厚な趣がある、そんな家がいいですね。
だから無垢の木と塗り壁の家がいいと思うのですが。
私が絶対使いたくないのは、ビニールクロスです。
ビニールクロスは安くて簡単綺麗に仕上がるという事で、多くの住宅会社が積極的に使っていますが、住む人の健康と資産価値を考えたら使いたくありません。
だって、ビニールだからです。
人が住む家に皮膚といわれる壁や天井にビニールを張りたくありません。
すぐ汚くなるしね。火災の時有毒ガスも出るし。
壁や天井に無垢の木や塗り壁を使ったら、空気も綺麗なり、いいですよ。
ビニールクロスみたいに汚くならないし、年月が経っても風合いが出てきて、その古さが味になるんですね。
今のビニールクロスや合板で造られた家が25年~30年の寿命しかありませんが、うす~ぺらな材料を使っているからでしょうね。
ただ、無垢の木を使う場合、欠点も当然ありますよ。
無垢の木の欠点それは、お分かりですか?
反りや隙間がでる場合もあるということです。
でもこれって生きている証ですから気にしない気にしない。
それが嫌なら動きが全くない化学製品(石油から作られている建材)を使うことですね。
そうは、言っても出来るなら隙間や反りが少ない方が絶対いいので材料選びは慎重にしなくてはいけません。
ここでも大事のは、その無垢の木が乾燥しているか?ということです。
ちゃんと乾燥している床板や壁板だったらあまり隙間や反りもでません。
でもそれってある意味木の本当の特徴をなくしているといえなくもないですがね。
どの程度の乾燥ク具合を使うかは、施主(お客さん)と価値観を話し合った上で決めるしかないでしょうね。
で、塗り壁はどうなの?
塗り壁は奥が深いですね。
昔はラスボードという下地のボードに下塗り、中塗り、上塗りと最低3回は左官が塗っていました。
ところがです。
今は、クロスを貼る下地の石膏ボードの上から塗れるものがあるんですね。
珪藻土、漆喰、たくさんの種類が出ています。
多くの会社でこのうす塗りで珪藻土や漆喰が塗られているようです。
しかしこのうす塗りは厚みが3ミリ程度しかありませんのでこの厚みで、本当に塗り壁のメリットの調湿機能があるのか心配ですね。
コストや地震には薄くぬる方がいいのですが、調湿機能がチョッと引っかかりますので、うす塗りの塗りかべで調湿機能もバツグンという材料を模索中です。
少しメールが長くなってきましたね。
もっと短く説明できればいいのですが。
「オール無垢の木や塗り壁を使った、住み心地のいい家」を作るため過程として、知っておかなければいけないことばかりなので、もう少し辛抱してください。
次は床板、これも無垢の木ですが、厚い床板が良いと思います。
この床板を選ぶ時の基準は乾燥しているかどうかです。
この1点に集中します。この点が甘いとあとで不具合が出ます。
間違いなく!
一般的には12~15ミリの厚みの床板を使用される場合が多いと思います。
でもその厚みだとどうしても下地に合板を使わないとたわみが出ます。
合板の12ミリや24ミリを張った上に12ミリや15ミリの無垢の木を張るのです。
私は、合板は使いたくないので、下地合板を使わなくてもいいように、30ミリから40ミリの厚い床板を使っています。
これは無垢の木ということもあって、とても気持ちが良いですよ。
本当は歩き心地がいい、杉の厚板が一番お勧めですが、価格が少し高いので、パインも使っています。
でも本物の木ですから、キズがついたり凹んだりします。
でもそれも家族が付けた思い出ですから。
気になったら削ることも出来るので問題ないです。
それと最後に無垢の木を使う時は、むやみに塗装をしないほうが良いと思います。いや、しないでください。
床板は汚れますので、最低限健康に害のない塗装をしてもいいのですが、基本は無塗装が一番です。
自然の木は自然に年月と共に風合いや味が出てきますので、色の変化を楽しむのも、良いのではないでしょうか。
塗装をすると木の表面に膜がはり、呼吸が出来なくなっていますからね。
塗装する場合も自然塗装を1回だけするようにしています。
最後に、大工の質について少し話します。
いくらいい材料が揃ったにしても、大工の質が悪かったら、せっかくの家が台無しです。
私も元々大工でしたので大工の気持ちはよくわかります。
これから家を作ろうとしている人には言いにくいのですが、やっぱりちゃんとした手間賃がなければ、きちんと施工はできない。
と言うことです。
いくらその大工がいい人で、やさしい人間でもです。
だってその大工にも家族がいるし、かわいい子供もいるから、最低の生活ができる賃金は欲しいのです。
その最低の賃金も出ないのが、今の現状です。
どこの現場もバタバタ工期に追われる大工の姿が見えます。
このような状況ではいくら大工に情熱があり腕が良かっても、いい仕事ができません。
ですから私もコストを掛けるトコと掛けないところを間違わないようにしています。
大工などの人件費にはコストを十分掛けてください。
掛け方の程度はもちろんありますよ。仕事内容に見合った報酬と言うことです。
いい設計図がありいい材料がそろい腕のいい大工にきちんと施工してもらうこれってやさしい様で案外出来ていないところが多いんですね。
最後にこれが本当に最後です。
「無垢の木や塗り壁を使った家とビニールクロスや化学素材の家どちらが高くみえますか」
あなたも間違えた?これで100万円の損をします(笑)
産地直送や提携している資材メーカーから仕入れるため、無垢の木や塗り壁をふんだんに使って住み心地のいい健康住宅を作っても、実際は見た目ほど
高額ではありません。
家で体調を崩す人もいます。ビニールクロスや新建材が原因でシックハウスやアトピー、ジンマシンになる場合があります。気密性が高いため、結露や
かび・ダニが発生します。
そうならないためには、無垢の木と塗り壁を使った家を作ることです。
あなたも無垢木や塗り壁の家を考えてみてはいかがでしょうか?
来月も、「失敗しない家づくりを考える」勉強会を開催します。
興味がある方は参加されたらいかがでしょう。
今日は、無垢の木と塗り壁の健康住宅を作る過程で抑えておきたいポイントの話しでした。
感想や質問などのメールは大歓迎です。
info@kenchiku-support.jpにメールしてくれれば、私に直接届きます。
ただし、ネガティブなメールは萎えるのでいらないです。
建築サポート高井
« いつも読んでくれてありがとうございます。建築サポート代表の高井です。 | この話が一番大事かも:家づくりは自分だけでは、出来ません。当たり前ですよ »
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