外張断熱と充填断熱あなたはどちら派

外張断熱と充填断熱どっちがいいの?

 

一般的な情報はインターネットで調べられますので、施工者からみた事実だけをお伝えしますね。

家の寿命を延ばす為・家中を快適にする為・地球環境に負荷をかけないため、いろいろな目的で高気密・高断熱が現在進められています。

そこでよく外張断熱が良いとか充填断熱(柱間に入れる)が外張断熱より劣るとか専門家の間でも議論されています。

 

 

専門家の中には、間違った考えの方もいます。

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ハッキリいって外張断熱でも充填断熱でも関係ありません。

どの断熱材もそれなりに断熱性能はあります。

 

 

肝心なのは、いかに「隙間なく効果的に断熱材を入れる」ということです。

断熱材自体の性能はどの断熱材でもたいした違いはありません。

ですから、一般的にグラスウールはダメだといわれますが、隙間なくきちんと施工し防湿層をきちんととれば、それはそれで良いのです。

 

グラスウールは住む人や施工者がガラス繊維を吸い込んだら健康に良くないと言うこととどんなに頑張ってもちゃんと隙間がないように施工できないという事で使っていません。

 

ですから結論として、外張断熱も充填断熱もちゃんと施工すればどちらでもいいということです。

もちろん、長所・短所はあります。

それを今から上げてみましょう。(施工経験上)

充填断熱(アイシネンの場合)

短所

1・価格が高い。40坪で70~80万かかる

2・柱、間柱部分が断熱欠損になり断熱性能が少し落ちる。

気にするほどではないぐらい。(充填断熱は全て)

 

長所

1・カラダに害がない。

2・きちんと気密が取れる。柱に密着して剥がれない。

3・壁内結露の心配が少ない。アイシネンが木と同じような働きをする。

4・断熱材の厚みを確保できる。(壁70?以上天井100?)

5経年劣化がないといわれている。(メーカーの保証付き)

5・専門のプレイヤーが施工する為施工精度が良い。

 

外張り断熱(アキレス工法の場合)これしか実際にやっていません。

短所

 

1・柱の外に断熱材を張るため厚みを確保できない。(佐賀では50?は欲しいところ)

2・ビスで断熱材を留めるため、経年劣化でビスの保持力が落ちる心配がある

(柱に刺さっているところが錆びる可能性があるため地震が来た場合対応できるのか?)

3・大工さんが施工する為、精度のバラツキがある。(下手に施工すると壁内結露の心配がある)

4・価格が高い(大工工事が増える。アイシネンより高い。)

5・基礎の外に断熱材を張るためシロアリの不安がある。

 

長所

1・カラダに害がない。

2・きちんと施工できれば、それなりの効果がある。

今までの経験と知識を元に長所・短所を書き出してみました。

アイシネン工法につきましては、何か問題がないか今も検討していますがなかなか見つかりません。

これからも探しまくります!

 

私の今までの施工経験からですが、大工に断熱工事をさせるより、専門の業者での施工が安心できます。

大工は断熱工事の知識のある人は少ないですからね。

大切なのは、断熱材がどこに入るかではなく快適な家を作るためには何が大事でどうすれば良いのかを考えなければ失敗します。

 

 

私が考える「家族が健康で快適に楽しく暮せるとは」

1・家中カラダに負担にならない温度環境(断熱、樹脂サッシ、換気をセットで考えなければいけない)

2・長寿命の資産価値のある家(本物の自然素材を使えば風合い味がでてくる)

3・住宅ローンに追われない価格の家

(コストをかけなければいけないところには十分かけムダな所は省く)

4・構造体に含水率15%以上は使わない。(木が痩せて隙間が出来る為)

5・樹脂遮熱ガラスの採用

6・出来るだけ無垢の木と塗り壁を使う。(多少の割れや隙間は気にしない)

 

まだ他にもありますが、大きく分けるとこのくらいでしょうか。

あくまで工法は、快適な空間を作るための手段です。目的では有りませんので、あまり工法にとらわれる必要はありません。

 

考えなければいけないのは、あなたの家づくりの夢が「快適な空間」を作るのが一番で有るならば、その目的を達成する為に、どうしたら一番良いのかを考えなくてはなりません。

 

つまりあなたにとって「いいか」「悪いか」です。

外張断熱と充填断熱どちらがいいかと訪ねられれば私としては、求める家が長寿命の快適な家なら、外張り断熱工法は経年劣化や地震の心配、断熱材の厚み不足などの不安があり、不安材料が少ない方法をお勧めします。

その他の工法として、遮熱シート張りと言う工法も当社もやらないかと誘われていますが遮熱シートだけでは、冬問題があり断熱材との併用だったら効果が出ると思われます。

しかしコストが上がる為まだ、採用にはいたっていません。

現段階の技術としては、充填工法のアイシネンがコストと施工精度の費用対効果において最も信頼される工法だと思われます。

 

以上のように考えますが、あなたはどう思われますか?

また冬の暖房熱(輻射熱が理想)や夏の理想的な冷房(気流を作っての冷房)

窓の結露、屋根の通気層、棟換気等考慮しなければいけないことがたくさんありここだけでは書ききれませんのでこれくらいにしておきます。

 

チョッとわかりにくかったですか?

断熱気密に関しては専門的なことがあり一般の人ではわかりにくいと思います。

わからないところはドンドン質問してください。

 

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