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間取りを考える時にメーターモジュールとか尺モジュールという言葉を聞いたことがありませんか?
メーターモジュールとは1間の長さが2mで尺モジュールというのは1間の長さが1.82m(6尺)ということです。
私が自分の家を建てたときは、6尺3寸を1間として建てました。
ちょうどメーターモジュールと尺モジュールとの中間的な長さですね。
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で、どちらが良いかというと、ケースバイケースで一概にどちらが良いということは言えません。
メーターモジュールのメリットは廊下やトイレの幅が尺モジュールに比べて9センチ広くなります。
尺モジュールでは狭く感じられる場所が廊下やトイレなどですのでそこが広くなるということです。
ま~部屋も広くなります。
デメリットは廊下や部屋の面積が増えることで、全体の建築費が上がるということです。
建築費に余裕があり、広い敷地に家を建てるなら、メーターモジュールのほうが良いでしょう。
尺モジュールは1,82mX1,82m=3.3124㎡が1坪になります。
メーターモジュールは2mX2m=4㎡が1坪です。
大まか2割くらいの違いがあるわけです。
同じ間取りでも尺モジュールからメーターモジュールにすると2割面積が増えます。
増えた分が建築費が上がるということですね。
確かに尺モジュールは廊下やトイレ、階段の幅が狭いと感じるのでメーターモジュールにしたいという考えは私も持っていますが、コストアップを考えるとなかなかメーターモジュールを標準
的に採用するわけにもいかないというのが現状です。
尺モジュールもメーターモジュールもサッシや内装建具の数量は変わらない!
しかし、基礎工事や屋根工事の面積は増える!
床材や壁材の材料も多くなる!
全体の建築費は上がる!
見かけの坪単価は安くなる!
ローコストメーカーがメーターモジュール
普通の工務店は尺モジュールというのが多いです。
価格をちょっと比べると尺モジュールで30坪X50万円=1500万円かかるとして、メーターモジュールにしたら36坪に面積が大きくなり、建築費用が1500万円+150万円(面積が増えた分)=1650万円1650万円÷36坪で割ると坪単価が45.8万円になった!
なるほど、同じ間取りの家でも、メーターモジュールにすれば見かけの坪単価が安くなるわけだ。
メーターモジュールは家が広くなるのはメリットですが、建築費用が上がるのはデメリットという訳ですね。
あなたならメーターモジュールと尺モジュールどちらを採用しますか?
そもそも坪単価とは目安
坪単価が安い?
坪単価が高い?
坪単価は注文住宅の家づくりをする時の目安にはなります。
分かりやすいです。
30坪で坪単価50万円で1500万円。
30坪で坪単価60万円で1800万円。
30坪で坪単価70万円で2100万円。
30坪で坪単価80万円で2400万円。
坪単価が安いのは小さな建築業者や工務店で一番高いのは大手ハウスメーカー。
いや~分かりやすい!!
大手ハウスメーカーの家が高いのは利益や経費がたくさん掛かるからで、小さな工務店や大工が作る家が安いのは利益や経費が少なくていいから?
こちらも分かりやすいですね。
今どき高い家はブランドだとか安心料だとか言う人は少ないと思いますが、注文住宅の家づくりをする時や資金計画をする時は便利です。
坪単価は家を建てる時の大まかな目安にはなりますからね。
ところで、
家の価格は基礎工事や大工工事、左官工事などの工事費によって決まります。
最近は欠陥住宅た金銭トラブルも増えていると聞きました。
多くの場合、適正な価格で家を作らないから欠陥住宅や金銭トラブルが発生します。
「価値のあるものは高いし、価値が少ないものは安い。」
いや。
ちょっと違うな~。
材料費や施工費が高い家は価値があるし材料費や施工費が安いのは価値がない。
もちろんここで言う材料費や施工費は建築業者の利益が上乗せされていない卸値、仕入れ値のことです。
この当たり前のことが分かっていない又は出来ていない家づくりは問題が生じるのです。
全ての物には価値と価格のバランスが大切なのです。
価値のある良い家は高い。
その当たり前のことが分かっていない施主、業者が多いと感じています。
ただ、家の場合は価格が何千万円となるため金銭感覚が麻痺してくるのもわかります。
そして2000万円が高いと思うか安いと思うか。
これも人それぞれということです。
適正価格も人それぞれだから、私たち作り手も好き勝手に価格を決めていいというかと言うとそんなことはありません。
やはり、価格の根拠と価格の不明瞭な部分をなくし、キチンと開示する必要があるのです。
そして価格の開示は私たち施工業者がキチンと施工できる証でもあるんです。
私が工事費を算出するときのベースになる価格とは?
適正な工事費の根拠とは?
お答えしましょう。(笑)
1・全国の各専門業者の工事単価の平均
2・基礎工事や大工工事などの専門業者にコスト的な負担をかけない金額
3・アフターメンテナンスを含め健全な会社維持ができるだけの費用
この3つが適正な工事価格の根拠となっています。
もちろんこの根拠は各会社で大きく違う事でしょう。
その中でも特に大事なのは2番目の「コスト的な負担をかけない金額」は丁寧にキチンと施工できることを目標においています。欠陥住宅のほとんどが過剰なコスト削減が原因です。
誰しも、適正な工事費があれば手抜きなどしません。
住宅会社「今は競争見積もりばかりで受注するのが大変な時代だ。この金額でやれ」
下請け業者「こんな安い価格では出来ませんよ」
住宅会社「出来なければ他の業者やらせるぞ」
「この不景気・安い金額でやる業者は他にたくさんいるんだぞ」
下請け業者「わ、わ、わかりました。きちんと施工できるかどうか保証できませんがやってみます・・・・」
あ~どうなる建築業界。。
価格の根拠、開示をする目的は施主、工務店、下請けが対等の立場でそれぞれの責任を果たすものとする。
建築情報の開示とは
1・建築材料の説明
2・建築価格の公開
3・住宅性能の説明
この3つです。
あなたも正直な価格、当たり前の家づくりで資産価値の高い家を手に入れてくださいね。
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