予算が260万円足らない。あなたならどうなさいますか?

 

先日、佐賀市のFさんと2回目の家づくりの打ち合わせを事務所で

 

行いました。

 


私が出した見積もりが2654万円!(坪単価53万円税抜き)

 

Fさんの予算はいろいろ全部含んで2400万円!(坪単価48万円税抜き)

 


Fさんは限度額上限で総費用2600万円でなんとかお願いしたいということです。

 

単純に254万円の予算オーバーということか・・・

 

そこで、Fさんの方にも性能や品質、住み心地に大きく影響しない程度で

 

安い材料を使うなどコストダウンのために協力するということで

 

私たちもできる分はやりましょう。と・・

 


結果、2600万円税込でやりましょうとなりました。

 

Fさんの家づくりの夢はデザインや間取りに関しては妥協したくないということで

 

そこだけは手を付けられません。

 

もともとムダな費用などは入っていない適正な見積もりなので

 

正直254万円のコストを下げることは大変です。

 


しかもデザイン住宅なので外観や間取りを変更するわけにもいきません。

 

変更できる部分は限られています。

 

私の事務所では施主さんの予算内に納めるためのコストダウンの順序、優先順位があります。

 

1・間取りや大きさを減らす

 

2・デザイン、外観を変える

 

3・グレード、使う材料を変える

 

4・家づくりの現場経費や利益をギリギリまで減らす

 

5・材料費や施工費の原価のみの家づくりを考える

 

というようになります。

 

Fさんの家は注文住宅でデザインや外観、また間取りにも

 

特別なコダワリガあるということで今回は1・2のコストダウンは諦めて

 

3・住み心地や断熱性のなどあまり下げずに使う材料を変える

 

4・家づくりの経費や利益をギリギリまで減らす

 

という2つの方法を重点的に行います。

 

ただ、4・家づくりの経費や利益をギリギリまで減らす

 

というのは、現場にかかる経費や事務所の運営費を減らすということですので

 

慎重にやらなければなりません。

 

誰だって自分の給料を下げていい仕事はできないと思います。

 

私も同じです。

 

そして、値引きしたからといって私の他に2人いる事務所員の給料を下げるわけにはいきませんし・・・

 


私の事務所の場合の、現場経費とは工事施工各業者への指示監督費用や材料仕入、

 

工程管理のための管理費、人件費です。

 

一般運営費とは事務所を維持するための運営費、アフター、

 

見積もり以外の出費、資金管理を含む健全な事務所経営を維持するための必要経費です。

 

これをぎりぎりまで下げるのですから私も慎重になります。

 

しかし、これをやらない限り予算内に納まらないということが分かっている場合は

 

現場管理費や会社の運営費を減らす代わりに、構造見学会や完成見学会に1ヶ月ほど

 

貸していただくことを承諾していただいています。

 

このようないろいろな方法を駆使してFさんの希望の予算内で工事をするのですが

 

やはり一番大事なことはお互いが信頼して家づくりを一緒にやっているという気持ちを

 

持たなければダメだということです。

 


施主さんの家づくりの夢を削っていくことはお互い苦痛です。

 

夢を削らないコストダウンを行うことがポイントですね。

 

 


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プロフィール

高井弘一郎
佐賀県嬉野市塩田町久間甲860

昔は大工さんが棟梁で他の職人さんをまとめて家づくりをしていました。
そこには住宅会社は存在せず、住宅会社の広告宣伝費やモデルハウスの維持費なども建築費には上乗せされていない材料費と職人さんたちの賃金で家が完成していました。
今は時代が変わりそんなやり方で家づくりはできないというのは分かっているんですが、それでも「いい家を出来る限り安くしたい」
今までの家づくり経験45年の知識や智慧がヒントになれば嬉しいです。

ご意見ご感想はこちらまで。
ken-support@jyuutaku-sienn.net