分離発注の種類と違い|あなたに合った家づくりの方法を選ぶために

分離発注の種類と違い|あなたに合った家づくりの方法を選ぶために

「分離発注」とは、住宅建築の際に工事業者や設計者と個別に契約するスタイルで、無駄な中間マージンを省き、コストを抑える方法です。

一言で「分離発注」といっても、実はさまざまな種類があります。ここでは、よく使われる3つの方式をわかりやすくご紹介します。

① 完全分離発注(フル分離方式)

施主(あなた)が設計者も職人もすべて自分で選び、直接契約する方法です。

  • 設計:設計事務所に依頼

  • 施工:大工、電気、水道、基礎など、各業者と個別に契約

  • 現場管理:施主が自分でスケジュール調整や確認を行う

  • メリット:中間マージンがなく、コストが安くなる可能性大

  • デメリット:手間が多く、ミスやトラブルのリスクも高い

向いている人:建築の知識があり、時間と労力をかけてでも納得の家を建てたい人


② 設計施工分離発注方式

設計と施工を別々の会社に依頼する方法です。
設計者があなたの味方として動き、工事のチェックも行ってくれます。

  • 設計:設計事務所に依頼

  • 施工:工務店に一括で依頼(工務店が下請け業者をまとめる)

  • 監理:設計者が現場をチェックし、品質や不正を防止

  • メリット:設計と施工の癒着がなく、客観性が保たれる

  • デメリット:設計料が発生し、やや費用は上がる

向いている人:自分の代わりに専門家に監理してもらいたい人


③ 工務店の分離発注方式(建築サポート方式:透明型一括請負方式)

一見、分離発注や一括発注に見えますが、一括請負の工務店が費用明細や職人の情報をすべて開示し、透明性のある形で進める方法です。

  • 設計と施工:工務店が担当(または設計者は別)

  • 職人・材料の手配:工務店が行うが、施主も関与できる

  • 管理:工務店が一貫して行うので、施主の手間が少ない

  • メリット:安心してお任せでき、コストも明瞭にできる

  • デメリット:本当の分離発注ほどコストカットにはならない場合もある

向いている人:家づくりに時間をかけられず、信頼できる工務店と一緒に安心して進めたい人


この3つの中から、ご自身の建築知識・家づくりへの関わり方・安心感の優先度によって選ぶことが大切です。

 

建築サポート方式|透明型一括請負方式(工務店の分離発注)

一見、分離発注や一般的な一括請負のように見えるこの方式は、**工務店が元請けとして全体を管理しつつ、費用や職人情報をすべて開示する「透明性のある家づくり」**を実現します。


🔧 設計と施工

工務店が一括して担当しますが、必要に応じて設計者を分けて配置することも可能です。


👷‍♂️ 職人・材料の手配

基本的には工務店が行いますが、施主の希望を反映した業者選びや材料の指定なども可能です。


📋 工事管理

スケジュールや工程の管理は工務店が責任をもって行うため、施主の負担が大幅に軽減されます。


✅ メリット

  • 工事費用の明細や内訳をすべて開示

  • 職人や材料の情報も共有され、安心感がある

  • コスト構造が明確なので、「適正価格」がわかる

  • 工務店に任せながら、施主も適度に関われる


⚠ デメリット

  • 完全分離発注に比べると、最大限のコストカットにはならない

  • 工務店選びが非常に重要(信頼関係がベース)


👤 向いている人

  • 家づくりに時間をかけられない方

  • 信頼できるプロとチームで家を建てたい方

  • コストも品質も両立させたい方


建築サポートでは、この「透明型一括請負方式」を基本とし、お客様が安心して、無駄なく納得できる家づくりをサポートしています。


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施主と建築業者は同じ家づくりのゴールを目指すパートナーです。
価値観が同じお施主さんや工務店さん、そして設計士さんとの家づくりを楽しんでいます。