家の中で温度差が10℃以上ある家

時々テレビで見るんですが、11月から3月までの寒い時期に、

 

浴室で倒れ、救急車で搬送される人がかなり多いそうです。

 

そして亡くなる人は、

 

交通事故死より多いそうです。

 

原因は血圧と体温の急激な変動による入浴です。

 

 

冷え切った洗面脱衣室で服を脱ぐと血管が収縮して

 

血圧が上がりその状態で暖かい湯船につかると血管が開いて急激に

 

血圧が下がり、脳や心臓に十分な血液が送られないで

 

脳梗塞や心筋梗塞を起こします。

 

 

入浴時の体温や血圧の急激な変動は、脳や心臓に負担をかけ

 

危険な状態になっているという事です。

 

 

このような危険な状態をヒートショックと

 

業界内では言うのですが、このヒートショックを防ぐ方法は、

 

脱衣室や浴室を暖かくすることです。

 

 

家中の温度差を出来るだけなくせば、このような

 

ヒートショックで亡くなる人や、寝たきりになる人を

 

減らすことができます。

 

 

今の家の暖房の考え方は、局所暖房が主流です。

 

部屋ごとの暖房ということです。

 

見た目やデザインが重視され断熱性能を高めようという考えが

 

ないのが残念です。

 

 

ただ、2020年からは最低でも今の次世代省エネ基準を

 

クリアーしていない家は建てられないので、今後はある程度の

 

断熱性能が確保された家だけが建てられるようになります。

 

 

しかし、それまでは施主さん自身が建築会社に要望を言わないと

 

最低限のレベルの断熱性能になりますので注意が必要です。

 

 

断熱性能が低い家の局所暖房方式は、暖房している部屋は確かに暖かいのですが、

 

暖房していない部屋は極端に寒いのです。

 

温度差が10度以上はあるでしょう。

 

(フェイスブックにサーモグラフィーの画像アップしています)

 

 

この温度差をなくすことが出来れば、ヒートショックを

 

防ぐことができます。

 

 

健康に快適に暮すためには、やはり一番に、居住空間の

 

温度差をなくすことが重要です。

 

 

 

この時期、冷えていますから入浴時にはお気をつけてください。

 

 

お酒を飲む人は特に注意が必要ですよ。

 

 

 

私の家(26年前の家)

 

もそうなんですが、断熱性能を高めていないので

 

家の中で12度以上の差があります。

 

暖かいリビングから冷えた脱衣所で服を脱ぐ事は

 

予想以上に心臓や脳に負担をかけているんですね。

 

 

もちろん断熱材はちゃんと入っていますよ。

 

ただ、その当時は、断熱材は多少の隙間があっても

 

問題にならなかったので、隙間をそのままにして

 

断熱材施工をしていたんですね。

 

その当時の大工や工務店は断熱材の重要性を

 

意識していなかったんです。

 

 

これから家を建てられる方は断熱性能や健康については

 

ある程度考えられて家づくりができるので、

 

幸せだと思います。

 

 

一度建てたら簡単には建て替えできないので、シッカリとした

 

家中の暖房計画や冷房計画を考えてから、建ててください。

 

省エネと断熱性能は建ててから後悔することの1位と2位ですからね。

 

 

あ~しかし寒いな。。我が家は・・・(実感)

 

寒がりの私としてはこれから朝晩の寒さは堪えます(笑)


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プロフィール

高井弘一郎
佐賀県嬉野市塩田町久間甲860

昔は大工さんが棟梁で他の職人さんをまとめて家づくりをしていました。
そこには住宅会社は存在せず、住宅会社の広告宣伝費やモデルハウスの維持費なども建築費には上乗せされていない材料費と職人さんたちの賃金で家が完成していました。
今は時代が変わりそんなやり方で家づくりはできないというのは分かっているんですが、それでも「いい家を出来る限り安くしたい」
今までの家づくり経験45年の知識や智慧がヒントになれば嬉しいです。

ご意見ご感想はこちらまで。
ken-support@jyuutaku-sienn.net