家の基礎工事は大事です。

家の基礎は大事な工事ですが、基礎工事について少しお伝えします。

文章が長いですが、しっかり勉強してくださいね。

 

家を建てるにはまずシッカリした、基礎工事を行います。

建物の基礎部分に捨てコンクリート打設後、鉄筋を組みたてます。

捨てコンクリートは字のごとく、捨てるコンクリートのことです。

捨てると言っても何処かに取り除いて捨てる訳ではありません。

基礎部分の下には基礎栗石が敷き詰められています。

 

しかし、石の上では鉄筋作業が施工しにくく、また型枠工事も

施工しづらいため捨てコンクリートを打設します。

コンクリートは圧縮力には強いのですが引っ張る力には弱く、

 

鉄筋はその反対で引っ張る力には強いです。

お互いの性質をプラスしあい、鉄筋コンクリート構造物は強さを増しています。

ところで、基礎が鉄筋コンクリート造であることはよく知られていますが、

その鉄筋に規格があることはあまり知られていません。

住宅の基礎にはJIS規格の鉄筋が使われます。

図面には太さに応じて、D13、D10と表示されています。

 

でも、基礎工事の単価を切り詰められている土木業者は本当にたくさんいます。

彼らが、何をするかというと、ノンJISといって、JIS規格ではない

鉄筋を使用するのです。

理由は単純、安く手に入るからです。

ブロック塀などで使われたりしているもので、見た目にはほとんど

変わらないので、(実際は若干細いです)施主さんが

見分けるのはほぼ不可能でしょう。

知らずに使っている職人もいるくらいですから。

 

さらに、元請の建築業者の監督や、検査員でも

知らない人がいるのには驚きです。

要は、業界として黙認しているところもあるんだと思います。

直ちに欠陥が現れることはないでしょうが、要は、

規範意識の問題なんです。

 

木造住宅の技術基準は、旧住宅金融公庫が定めた

「木造住宅工事仕様書」が実質の業界標準になっています。

この基準を守らなくても法律違反ではないことが、

問題を潜在化させている要因でもあるんです。

 

食品でいえば、残留農薬の量を業界の自主基準で定めているようなものです。

今、とても問題になっていますよね。

建物だって同様です。

基礎がしっかりしているかどうかは、

永く住めるかどうかを決める重要な要素の1つです。

また、目に見えなくなる部分ですので手抜き等が発見しにくい

場所でもあります。

 

注意点

住宅基礎の内部の鉄筋は施工によっては弱点が発生してしまう事があります。

できれば現場に足を運んで、手抜きやミスがないか、自分の目で

チェックしてください。

・鉄筋どうしのつなぎ目とコーナー部分。

・コンクリートが行き渡りにくい水道やガスなどの配管周り。

・今後の床下のメンテナンスのために作られる、基礎の中の人通口の部分。

これらの部分に適切な補強がされているかがポイントです。


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